トラブル対処
ゲームが遅れたりカクついたりするのはなぜですか?
ネットワーク遅延とFPS低下を区別し、ゲーム内表示、有線接続、自分の通信量、地域を比較してから機器や回線プランを検討します。
ゲームの「重さ」には、操作の反応が遅い、キャラクターが前の位置に戻る、映像が途切れるなど異なる症状があります。問題が起きている間に、ゲーム内のネットワーク統計とFPSまたはフレーム時間を同時に確認してください。ダウンロードが速くても原因は分かりません。端末の描画、通信経路、ゲームサーバーが同時に影響する場合もあります。
症状が出たときに変わる値を確認する
- ゲームのPingは、そのゲームの測定先までの往復時間です。ジッターは時間とともに遅延が変動することです。正常な平均値でも短い急増が隠れるため、推移と発生時刻を記録します。
- パケットロスと高い遅延は別の指標です。FortniteではGame UIのHUDにあるNet Debug Statを利用できます。Epicによると実際のPingとロスはマッチ中に表示されます。他のゲームでは表示方法が異なります。
- FPSとフレーム時間は描画の指標です。均等に描画する60FPSでは1フレーム約16.7ms、120FPSでは約8.3msです。平均FPSが良くても一部のフレームだけ長くかかることがあります。この計算はネットワークPingでも性能の保証でもありません。
- クラウドゲームでは映像も転送します。GeForce NOWは現在Windowsの1080p・60FPSに25Mbps、NVIDIAデータセンターまで80ms未満を示しています。これはそのサービスの条件であり、端末で動くすべてのゲーム共通の基準ではありません。
比較できる記録を残す
時刻、ゲームとバージョン、モード、地域またはサーバー、端末、接続方法、自分のバックグラウンド通信を記録します。可能なら同じ問題の時間帯でPingの変動、ロス、FPSやフレーム時間を集めてください。適切なプライベートゲームや練習で比較し、重要なマッチ中に設定を変えないでください。公式のサービス状況も確認します。ブラウザーの速度測定自体が通信を発生させるため、ゲームの試行の間に行い、ゲーム内表示と同じ値として扱いません。
一度に一つの条件を比較する
- 同じ端末とゲームでEthernetとWi-Fiを比較します。無線だけに問題が残るなら、普段の場所とルーターの近くを比べます。無線区間の調査を絞れますが、特定のルーター故障を証明するものではありません。
- 同じゲームと地域で普段の通信量を観察した後、自分の大きなアップロード、ダウンロード、バックアップを一時停止します。負荷時だけPingが増えるなら通信の競合やキューを調べます。回線事業者の故障とは自動的に決まりません。
- 一つのゲーム、モード、地域だけに問題が出るなら、公式の障害情報と別の適切な試行を比較します。許可された地域変更は宛先と経路、場合によっては待ち時間やマッチ品質も変えます。改善してもサーバーと回線のどちらが原因かは断定できません。
- ネットワーク表示が正常に見えるのにFPSが下がる場合、描画設定または解像度を一つ比較して端末を観察します。すべてのネットワークやサーバー問題が否定されたわけではなく、同時の観察が必要です。
VMAXCHECKのM-Lab NDTは特定の測定先への通信を調べます。そこでの高い転送速度や低い遅延は、各ゲームサーバーへの経路が良い証拠ではなく、FPSや入力遅延も測りません。地域データセンターへのICMP Pingもゲーム通信そのものではありません。EpicはFortniteのUDPとの違いを説明しています。宛先、方法、VPNやプロキシの状態を記録し、管理されたネットワークでは必要な保護を迂回せず管理者と条件を相談します。
比較結果に合った対処を選ぶ
- 描画に問題がある場合は、ゲームの動作条件、関連する描画設定、リソース使用量、公式のドライバー案内を確認します。元の設定を残してください。速い回線プランでは、確認された端末側のFPS制限は解消できません。
- 無線や負荷が問題なら該当区間を改善するか、自分の大きな転送を一時停止して時間を調整します。メーカーが対応するキュー管理は負荷時に役立つ場合がありますが、ゲームモードやQoSは全機種で改善を保証しません。
- メーカーの手順で再起動する前に記録を保存します。他の利用者の通信や通話も途切れます。再起動後の一回の良い結果だけでは原因を証明できません。一つ変更し、同じモードと比較できる宛先で再確認します。
- 一つのサービスだけならそのサポートへ記録を渡します。Ethernetでも複数サービスに問題が出る場合は、比較がネットワーク事業者の調査にも役立ちます。一つの症状からDNS変更、機器購入、ポート開放を決めないでください。
サポートには時刻、端末と接続、バージョン、モード/地域、宛先と測定方法、Pingの推移、ロス、FPS/フレーム時間、自分の通信量、変更前後の比較を伝えます。ゲームの公式ログ手順に従い、非公開のアカウント、ログイン、トークン情報を除いてください。調査を絞る材料ですが、特定の対応手順や毎回の快適な動作を保証するものではありません。
参考資料
- Riot: Connection latency, loss, jitter and game diagnostics
- Epic: Fortnite latency, routes and ICMP versus gameplay
- Epic: Fortnite in-match network statistics
- Riot: Frame-rate troubleshooting and graphics comparisons
- NVIDIA: GeForce NOW system and connection requirements
- M-Lab: NDT measurement definition