ガイド
Wi-Fiと有線:測定結果の比べ方
同じ端末と測定方法でWi-FiとEthernetを比較します。実際の経路、有線側の制限、結果から判断できる範囲を確認しましょう。
Wi-Fi測定は、その場所で端末が使うインターネット接続を評価します。Ethernetとの比較で無線区間を一つ取り除ける場合がありますが、事業者の回線だけを測るわけではありません。端末、変換器、ルーター、インターネット経路、測定サーバーも結果に影響します。有線の結果が良ければ変更した区間を調べる手掛かりになり、事業者に一切問題がない証明にはなりません。
測定する経路とリンク速度
M-Lab NDTはインターネット上の一本のTCP接続による転送を測定します。Wi-Fiや家庭内のケーブルだけの試験ではありません。ネットワーク設定のリンク速度はインターネット転送速度と同じではなく、Wi-Fi 4・5・6という名前も特定のMbps範囲を保証しません。端末の対応、位置、干渉、ほかの通信、サーバーを考慮します。
条件をそろえて比較する方法
- 同じパソコン、アプリまたはブラウザー、測定方法、可能なら同じサーバーを使います。自分のダウンロードやバックアップを一時停止し、測定を同時に動かさないでください。ほかの設定は同じままにし、比較の最初に再起動しないようにします。
- 測定が実際に使う接続を確認します。複数の接続やモバイル回線の予備接続が有効なら、端末のネットワーク情報や管理者に経路を確認します。Ethernetはルーターの適切なLANポートを使い、保護を回避するためにパソコンを直接インターネットへつながないでください。
- 同じ場所で時間を近づけ、Wi-FiとEthernetを交互に繰り返し測定します。ダウンロード、アップロード、表示される遅延情報、時刻、切断を記録します。最大値だけを選ばず、二回測れば正しく診断できるという保証もありません。
- Wi-Fiは普段の場所とルーターに近い適切な場所を別に比較し、使用する周波数帯とアクセスポイントを記録します。メッシュ機器につないだEthernetでも、その機器から先は無線の場合があります。主ルーターへケーブルでつなぐ経路とは異なります。
結果から何を判断できますか?
- 有線が繰り返し良好でWi-Fiが悪ければ、変更した家庭内の区間を調べます。位置、無線区間、メッシュ機器間の接続が関係する場合があります。一回の比較で特定の機器の故障を証明できません。
- 両方が同程度に遅ければ、共通の経路、ルーター、測定先、アプリを調べます。二つの家庭内接続が別々の制限を持つ場合もあり、事業者の故障とは限りません。別の端末や時刻は個別に比較します。
- Ethernetが遅ければ、リンク速度、LAN・WANポート、変換器、ドックを確認します。100 Mbpsの制限は良好なWi-Fiより低い場合があります。必要なら同じパソコンとポートで、適切で正常動作が確認できているケーブルを別に比較します。有線が常に速いわけではありません。
- 一つのゲーム、通話、ダウンロードだけに問題があれば、実際のアプリも別に評価します。NDTの結果はフレームレート、ゲームサーバーへの遅延、すべての切断を確認するものではありません。通話やゲームと同時に速度測定しないでください。
Wi-Fi側で試すこと
まず使用場所、障害物、アクセスポイント間の接続を確認します。メーカーの設置・換気条件に合う開けた場所にルーターを置くと改善する場合があります。変更前後を同じ場所で比べましょう。対応する周波数帯の適性は環境と端末で異なり、5 GHzがどこでも速いとは限りません。保護の無効化や設定全体の初期化は、この比較には必要ありません。
接続の選択とサポートへの相談
- 据え置き機器には適切なEthernet、移動する端末にはWi-Fiが合う場合があります。実際のアプリの安定性を繰り返し確認し、使う場所に合わせて選びます。ルーター全体のWi-Fiを切る必要はなく、ケーブルや契約変更ですべての問題が解決するわけではありません。
- メッシュ機器間を有線にする場合、機種、ポート、対応する接続構成を確認します。例えばNest Wifi pointsにはEthernetポートがありません。中継器で必ず速度が半分になるという固定比率はなく、購入前に実際の経路と必要性を確認します。
- 端末、変換器、ルーターの型番、場所、周波数帯、アクセスポイント、ケーブル経路、比較結果を非公開の方法でサポートに伝えます。速度測定はデータ通信量を使い、M-LabはIPアドレスを含む測定データを公開します。
結果に合わせて次の行動を選びます
両方が用途に十分で安定していれば、一回の高い数値だけを求めて機器を替える必要はありません。家庭内の比較でもWi-Fiの問題が続けば、位置と接続経路を調べます。適切な有線接続でも繰り返すなら、記録を添えてサポートに相談します。保護と管理されたネットワークの規則を維持し、変更は一つずつ行って普段の使用を再評価してください。
参考資料
- M-Lab: Network Diagnostic Tool
- TP-Link: How to Check Ethernet Speed on Windows and Mac
- Google: Hardwire Nest Wifi Pro, Nest Wifi, or Google Wifi with Ethernet
- Google: Where to place your Wifi devices
- Apple: Resolve Wi-Fi and Bluetooth issues caused by wireless interference
- Apple: Recommended settings for Wi-Fi routers and access points